世の中の常識が全く変わるような時代、その中で地場産業は衰退し、存亡の危機に立たされたところが多々あります。 近年の流通は、ある一定のポジションが儲かる仕組みや、持続可能なモノづくりを忘れ、企業の営利のために犠牲になった(作りて)が多くいます。 (作りて)の技術は、知られていない技術や技をたくさん所持していて、本来であれば自分の技術に誇りを持ち正当な対価をもらう事が必要です。 そんな現状を踏まえ、少しでも日本の伝統的な物作りのために何かできないかと設立を決意いたしました。
今までの流通にとらわれず、作りて側がITを駆使しながら情報を発信する事により、新しい流通を創造する事をメンバーで目指します。
・地域資源の生産者の徹底的な観察とりまとめ ・消費者への伝え方の模索 ・コンセプトストーリー・サービス設計 ・各段階のステークホルダーが「自分ごと」になるようにしかけている このような事をまとめながら知識共有構造・製品の文脈や知識を追求し、関わる人々が持続可能な活動を続ける事を研究し、活用します。
地域資源はその土地の歴史や伝統に基づいて進化してきたものが沢山あります。 世界に目を向けるとその地域の資源が長い歴史と共に長く受け継がれているものはあまり多くはありません。 日本は島国であり、他の地域の侵略が無かったことから、地域に根付く文化形成が多い事が特徴である事、それが国の宝でもあるのです。 またその歴史が良い方向に動いているものと、しがらみになって変化出来ないものがあります。そこも踏まえながら変えられるところは変えて行かないといけないと持続可能な形はとれないと思っています。 それは決して楽な道ではない事は事実です。ですがそこのしがらみを変化させていく事が、本当の意味で地域が本当に自分たちの強みを分かる分岐点になると考えます。 だから私たちは皆で考えて、私たちの子孫が笑っていける世の中を必死に模索し、スタートさせなければなりません。
需要と供給の向こう側 昔、チョコレート菓子に入っていたトレーディングカード。その中で出現率の少ないキラキラのカードがあった。 そのキラキラのカードが欲しくてみんな必死にチョコレート菓子を買っていた。 またキラキラのカードが欲しい人が多いので偽物も出回っていた。
先ず、地域資源はたくさんの需要があったがために産業として今現代まで作られている。 だが、需要が減る事で多くの産業は淘汰され供給量を減らすために競争し利益にならないような価格競争を強いられるそこを勝ち抜いたときに実は価値が出てくることが結構ある。 人はないものねだりで、もうそのものがそこでしか作れないとなると欲しいとなったりする。需要と供給の再逆転が起こる。 しかし、消耗戦を戦い抜いた企業はその需要に気づけずに終わりを迎えてしまう事も多い。
キラキラのカードで、チョコレート菓子のカードが全てキラキラのカードだったら価値がなくなるのでいらないが【供給過多】、でも地域資源の中で長い歴史を生き続けた事で、誰も作れないキラキラのカードは 現在も沢山あるし、欲しがる人々はたくさんいる。 それは今の商品の形なのか、技術なのか、流通なのが、視点を変えてみると面白い事が出来る素地が沢山あって、その技術が失われると地域の歴史や地域の誇りが失われる。地域性の文化の消失である。 初めからその技術を復活させる時に非常にパワーがいる。それは何年何十年何百年と培われた技術をすぐに会得する事は出来ない。 作ったものはキラキラのカードの偽物であり、本物のキラキラのカードにするためには時間がかかるのであると思われる。 地域資源はその土地の作り手の見えない気持ちが長く受け継がれているものである。そこに携わってきた人々の思いを乗せた資源である。 だから私たちはその気持ちを多くの人に伝えて行かなければならない。 きっとそこが持続可能の一歩だから。
構造改革の為のアライアンス
未来を作る人財
デジタル化社会の実現
ニューノーマルへの流通構造の構築
新たなる価値への創造