代表挨拶

地域資源にかかわる作りてや他業種の同志が協業する事により、新しい伝統を築く

世の中の常識が全く変わるような時代、その中で地場産業は衰退し、存亡の危機に立たされたところが多々あります。近年の地域資源に関わるサプライチェーンは、ある一定のポジションに利が集中しやすい仕組みであったり、【繋ぎ手】が既存の流通に落とし込むことに注力するがあまり、「作り手」が創出した価値に見合った利益を正当に評価し生産者に還元できていなかったりと、持続可能なモノづくりを忘れ、企業の営利のために犠牲になった【作り手】が多くいます。
「作り手」は、知られていない技術や技をたくさん所持していて、本来であれば自分の技術に誇りを持ち正当な対価をもらう事が必要です。今までの流通にとらわれず、【作り手】が創出した価値に応えた対価をもたらすことのできる新しいサプライチェーンの考え方を提唱するために、世の中に普及する様々なテクノロジーを導入しながら、地域資源に付帯する価値も流通させる機能を有する「地域資源のためのサプライチェーンイノベーション」を目指します。

そのためには、伝統工芸・農業・水産業・林業・観光業をはじめとする地域経済を支えている様々な業種。長い歴史の中で培われてきた技術・知識・経験を組み合わせることで生まれる新しい可能性が生まれてきます。そしてそれを支えているのは人であり地域コミュニケーションです。私たちの周りにある資源に改めて目をむけることから始めていきます。

そこには、なぜ働くのか?なぜ熱くなるのか?何のために生きるのか?
【関わる人々の熱い気持ちを後世に残す事】から派生する連動 心の正のスパイラルの物語が必ずあります。その関わる人々の【心をアーカイブする】事がIT技術を地域資源と結びつける最大の武器と考えています。

【先人が継承してきた伝統を次の担い手へ】
また、若い世代がキラキラと輝ける仕組みも作って行こうと思います。どうしても団塊の世代や団塊ジュニアが日本は人口が多いので、世の中がそこに引っ張られる。でも若い世代が、時代の変換期は活躍するのです。だから私達はもっと若い人々に大胆に楽しく仕事を出来る環境を作らなくてはならない。
もう世代としては私も中堅、ここで若い人々に今までの私達が先人に教えて頂いた知識や経験も共有しなくてはいけないと思っています。
若者のアイディアを実現させるべく、今までの流通にとらわれず、「作り手」が創出した価値に応えた対価をもたらすことのできる、新しいサプライチェーンの考え方を提唱します。
世の中に普及する様々なテクノロジーを導入し、地域資源に付帯する価値も流通させる機能を有する必要性を求められています。地域資源のための「サプライチェーン」を実現することで日本が世界に誇れる技術にイノベーションを起こしましょう。

代表理事 清水 篤